自転車ウィリー、原付滑り込み…… ヤバすぎる自撮りで話題のおばあちゃんの写真展に行ってきた
どうやって撮影したの?っていう写真ばっかり。とっても笑えるおばあちゃんの写真展。
89歳のアマチュア写真家、西本喜美子写真展『遊ぼかね』が12月15日(金)から開催されている。
彼女の特徴は89歳という年齢もさることながら、写真加工技術を駆使した衝撃的なセルフポートレート。
展覧会開催前から注目を集めていただけに、Tomおじさんは開催初日に写真展へ足を運んだ。
アマチュア写真家 西本喜美子ってどんな人?
そもそも西本喜美子さんとは何者なのか。
西本喜美子さんは熊本県在住で御年89歳になられるアマチュア写真家。
まず驚くのは、彼女がカメラを趣味としてスタートしたのが72歳ということだ。
元は旦那さんがカメラ愛好家だったとのことだが、それにしても西本さんの好奇心と行動力は見上げたものである。
その後は、アートディレクターとして活動していた長男が運営する遊美塾へ参加して、撮影技術やフォトショップを使った写真編集技術を高めていたという。
ある日、塾の課題としてセルフポートレート撮影が出された。
そこで西本さんは「自分はおばあちゃんだから」と、気負わないユーモアのある写真を撮り始める。
遊び心満載のポートレート写真は瞬く間に地元熊本で話題となり、82歳のときには熊本県立美術館分館にて自身初となる個展を開催。
そこから全国的に知名度が上がり、今では国内外から取材が殺到するまでとなっている。
ウルトラスーパーやべえおばあちゃんだということが伝わっただろうか。
写真展『遊ぼかね』の様子
ここからは、現地の様子や実際に行ってみた感想などをお伝えしたい。
まず気になるのは入場料だが、『遊ぼかね』では入場料が無料だ。
気兼ねなく立ち寄ってみてほしい。
なお、展示物は撮影OK、ただし複写はNGとのこと。
現地スタッフさんに確認したところ、ここで言う「複写」とは、カメラの画面いっぱいに1つの作品を写り込ませることを指す。
他者に作品が盗用されるおそれがあるため複写は禁止されている。
逆にそれさえ守れればいくらでも撮影して良いとのことだ。
当然ではあるが、マナーを守った上で楽しく作品を鑑賞してほしい。
展示場自体はギャラリースペース1室のみで非常にコンパクトに仕上げられている。
海外にもその名が轟いている西本喜美子さんの写真展には、日本人以外のお客さんも多い。
おじさんが滞在してる間にも中国人のファミリーなどが来場していた。
これは初日のみかもしれないが、テレビなどの取材も入っていた。
さすがは全国的に名の知れたアマチュア写真家である。
本当に面白い作品ばかりで、気を抜いていると思わず吹き出してしまう。
1人で来場していたサラリーマンのおじさまなんて、1回吹き出してからツボに入ってしまったようで、ずっと肩を震わせながら場内を観覧していた。
わかる。わかるよ。
写真以外にもアート作品盛りだくさん
西本喜美子さんの制作活動は写真だけにとどまらない。
なんとデジタルアートも制作しているというのだ。
展示場には、本当に89歳なのかと疑うほど精緻に作りこまれた作品が並んでいる。
あのおばあちゃん実はAIとかなんじゃねえかな。
ご高齢のせいもあり腰痛に苦しんでいるという西本さんだったが、今もなお精力的に活動している。
ぜひこのスーパーおばあちゃん、西本喜美子さんの作品を実際に見にきてほしい。
きっとあなたに笑顔を届けてくれることだろう。
開催概要
公式サイト | 西本喜美子写真展『遊ぼかね』 |
会場 | エプソンイメージングギャラリー エプサイト(新宿三井ビル1階) |
会場住所 | 東京都新宿区西新宿2-1-1 |
開催日時 | 2017/12/15 (金) 〜2018/1/18 (木) 10:30~18:30 ※1/18(木)は14:00閉場 ※日曜休館 ※12/28(木)〜1/4(木)は年末年始休館 |
入場料 | 無料 |