「顔面レベル下の中」な僕は戦略的理由から年上女性を狙い続けた

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顔がデカい。

唇が厚い。

目が細い。

僕の顔の話だ。

 

世の中で言われる「イケメン」の要素とはおよそかけ離れた容姿をしている。

それでも身丈や筋肉があればいいが、身長はそこまであるわけでもなく体型も中肉中背。
結局、容姿をトータルで採点するとマイナスになる。

それでもいっぱしに彼女は欲しくなるもので、それとなく努力を続けてきた。

なんせ、数多いるイケメンたちと同じ土俵に立っては勝つ見込みがない。
髪型で奇をてらってみたり、オネエキャラを演じて差別化を図ったりするなどしてそれなりの試行錯誤を重ねた。

その甲斐あってかこんな僕でも幾人かの女性と交際することができ、またその中でひとつの発見があった。
ぜひとも同じ境遇に生まれた同志たちへ共有したいと思い筆をとった次第である。

 

「恋は盲目」とはよく言ったものだ。

往往にして人は恋をすると浮足だってしまう。
今まで見てきた景色がちょっとだけ早くなったり遅くなったりする。
おかげで周りが見えなくなったりすることもあるが、そんな非日常がこの上なく楽しい。

このプロセスを表現するのであれば「恋→盲目」となるわけだが、イケメンとかけ離れた僕からすればまずファーストステップの”恋をしてもらう”ことが非常に困難だ。

恋をしてから盲目になってもらっては遅いのである。
恋をする前から盲目になってもらいたいのである。

そこで、僕はこの流れを逆にすることはできないものかと考えた。
つまり「盲目→恋」のプロセスである。

盲目になることとはすなわち非日常を演出できれば良い。
「吊り橋効果」という言葉もあるが、これだけインフラが整った日本において吊り橋のような場所なんてそうそうない。

では日常でもっとも演出しやすい非日常とは何だろう。
それが「年の差」である。

 

一度考えてみてほしい。
年下の異性からやたらと慕われるようになったら、あなたは何を考えるだろう。

暇つぶし?からかい?金づる?はたまた美人局?

さまざまな可能性を捨てきれずぐるぐると頭を駆け巡るのではないだろうか。
その時点で、あなたのもとに非日常がたずねてきている。

その昔、年下彼氏なんてフレーズが流行りかけたこともあったが世間の女性で年下の彼氏がいることはそうそうない。
おそらく4〜5歳も離れていれば、相手の盲目状態を誘発することができるはずだ。

あくまで個人的な所見であるが、女性はおよそ30歳前後から異性の外見に対して若い頃よりも過敏にならなくなってくるように感じる。

これには「妥協」という意味も多分に含まれるが、それと同じくらい「生きやすさ」を求めるフェーズに入るのだと思う。
そのタイミングでこちらからアプローチをしかけることで、輪をかけて外見のジャッジが甘くなることを狙うのだ。

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僕のように荷崩れを起こしたような顔の人間にとって、容姿で判断されないことは限りなくプラスの事象である。

おまけに僕の場合、オネエキャラで培ってきた知識や感覚が備わっていたことが手伝って、内面の勝負であれば中の上くらいに躍り出ることができる。
(内面の勝負どころについては別の記事で説明しようと思う。)

処女信仰だの30歳以降はBBAだの言ってる場合ではないのだ。

僕らには街角でパンをくわえた女性とぶつかることもなければ、落し物を拾ってあげたお礼に食事をすることもない。
ある日突然転校生がやってくるような青春はもう過ぎ去ったのだから。

自分の弱点をごまかし、戦略を講じて攻略するしかないのである。

 

この記事が、彼女ができないことに悩む諸兄の何らかの手助けになれば幸甚に思う。