カフェのリゾートバイトに「ウチナータイム」は存在するのか? 実際に宮古島のカフェで働いてみた僕がお教えします
沖縄独特の時間間隔である「ウチナータイム」は宮古島にも流れているのでしょうか……?
こんにちは。Tom(@tw_dialmmm) です。
以前、僕が宮古島へ移住することを知り合いに伝えたときによく言われていたのがこちら。
「いいなー宮古島!沖縄ってウチナータイム?流れてるっていうし!ゆったりしてるのかなー。」
僕は内心「どっちでもいいけど、ゆったりした雰囲気のお店ならたしかにありがたいなー」などと呑気に考えていました。
実際、宮古島のリゾートバイトではウチナータイムは流れているんでしょうか?3週間住んでみて感じたことを正直につづっていきたいと思います!
そもそも「ウチナータイム」とは?
実は僕、「ウチナータイム」という言葉を周りから聞かされるまで全然知りませんでした。
「ウチナータイム」ってこんな意味らしいです。
日本の沖縄県においては、特に本土または内地と呼ばれる他46都道府県と異なる[* 1]独特の時間感覚が存在する。これをウチナータイム、または沖縄タイムと呼ぶ(ウチナーとは琉球語で沖縄のこと)[2]。南国であるためかその時間はゆっくり流れ[2]、県民性は「テーゲー」(適当、いい加減)と称され[2]、または「なんくるないさー」(なんとかなるさ)[2]、細かいことや過ぎたことは気にしないとされる[2]。
(Wikipedia 「ウチナータイム」より引用。)
要は、細かいこと気にせずゆるく生活していこうぜ、っていうライフスタイルを指す言葉のようですね。
沖縄の県民に共通する時間間隔とのことですが、宮古島ではどうなんでしょうか?
結論から言うと、リゾートバイトにウチナータイムなんてものはない
はっきり言いましょう。
リゾートバイトにウチナータイムなんてものはねえ。
当然と言えば当然なんですが、よく考えてみてください。
仮に、ウチナータイムで過ごしている人がカフェを運営しているとします。
お皿やグラスを下げるのも、テーブル拭いたりするのも、お客さんにオーダーを聞きに行くのも自分のタイミングで行う、ゆったりとした運営方針のお店。
そんなところが、わざわざバイトなんて雇うでしょうか?
1人でお店を適当に回せるのであれば、人件費などかけずに1人でやりますよね。
逆に言えばリゾートバイトを募集しているお店は「1人では回しきれないほどにお客さんがやってくる」「ウチナータイムではなく、テキパキとした接客対応をしている」から人手がほしいわけです。
したがって、ウチナータイムなどは存在せず、東京の飲食店と同じ程度の忙しさで毎日を過ごしているのが実情。
僕は新宿歌舞伎町の居酒屋でアルバイトをしていたことがあるのですが、ちょうどその頃を思い出す程度の忙しさですね。
僕が働いているバイト先のスタッフの女性は、ゆったりとした雰囲気のカフェを想像しながら宮古島にやってきたらしく、現実と理想のギャップに最初は苦しんでいたとのこと。
働き始めてから2~3日は泣きながら夜を過ごしていたスタッフもいたようで、そんなに理想が高かったのかとちょっと驚きました。笑
じゃあ宮古島にウチナータイムは存在しないの?
誤解しないでほしいのは、宮古島にゆったりとしたカフェはもちろんあります。
ただ、そういうお店はすべて家族経営などアルバイトは雇っていませんでした。
一方でリゾートバイトの募集をしていたところは、言わずもがなというところです。笑
宮古島にリゾートバイトへ来る時はウチナータイムに期待せず、都内の飲食店で働く程度の心構えで臨むことをおすすめします!
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