僕と博多と、X100F。〜3日目〜

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観光なんて、微塵もしていない。

Tomおじさんの単身博多旅行も3日目。

後半に入りますます食べまくる。というか、振り返ってみるとこの日が一番食べている

1日目、2日目の記事はこちら。

www.selfish-father.com

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なお、この記事はすべてFUJIFILMのX100Fで撮影している。

FUJIFILM デジタルカメラ X100F シルバー X100F-S

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太宰府天満宮表参道で舌鼓

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太宰府駅から太宰府天満宮へつづく一本道。その名も太宰府天満宮表参道

その道の両脇には土産屋が立ち並び、観光客を吸い込んでいく。

この日はあいにくの雨模様。ただでさえ寒いというのに、徐々に体温が奪われていた。

天満宮の観光を早々に切り上げ、何か温かいものを求めてさまよいだしたおじさんたち。

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とりあえず出来立ての梅ヶ枝餅を1つ注文する。

太宰府の梅ヶ枝餅は月に一度、古代米を使った紫色の梅ヶ枝餅を販売しているとのこと。

やはり出来立てはうまい。

だが、おじさんたちはどちらかというとしょっぱいものを欲していた。

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そんな折に出会ったのが『揚子江
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ジューシーかつボリューミーな豚まんで有名らしい。即購入。

なお、店内は撮影禁止とのこと。

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揚子江の豚まんは食べ方に作法がある。

1.上下逆さまにする

2.木の皮をはぎ、酢醤油をかける

3.逆さまのまま食べる

あたたかい豚まんに、この酢醤油がとても美味しい。

なお、お箸が必要な場合は店員さんに言えばもらえるらしい。

『水炊き 長野』で贅沢すぎる昼食

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3日目に一緒に行動していた友人たっての希望で、お昼は『水炊き 長野』へ。
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後から知ったのだが、『水炊き 長野』は博多では随一の老舗かつ人気店

たしかに店内は満席だったし、他の客は平日昼からみんなお酒を嗜んでいた。

あらかじめ予約をしておいて正解だった。

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鍋に入れる鶏肉は骨つき肉と肉団子の2種類があり、予約の際にどちらがいいか聞かれる。

どちらか一方、もしくはどちらも入れるという三択の中から選ぶのだが、初めてなので両方でお願いした。

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席へ通された時点で、すでに全てのセッティングは完了されている。

そして、割烹着を纏った店員さんが鍋の調理を全てやってくれる

僕らがやるべきことは、飲食物を口に運ぶことだけだ。

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出汁が詰まったスープが注がれ、食前の胃を落ち着ける。

スープの透き通った白濁はもはや芸術の域。

薄味なので、お好みで塩を足しても良い。

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箸休めの酢モツ。

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骨つき肉は到着した時点で出来上がっているので、すぐに食べることができる。

とにかく柔らかくてうまい。

運転手であるTomおじさんをよそに、日本酒がサクサクなくなっていく友人。

ちくしょう、そりゃ合うだろうよ。

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骨つき肉を堪能している間に、肉団子が出来上がる。

紅葉おろしやねぎなどの薬味は卓上に用意されているので、お好みでどうぞ。

この後、めちゃめちゃ紅葉おろし入れた。

夜の1軒目は『博多とりかわ大臣』

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3日目の夜ももちろん飲む。福岡へ来て飲まない日などあっていいはずがない。

1軒目に向かったのは『博多とりかわ大臣

その名の通り鶏皮が有名なお店で、博多駅を中心に展開するチェーン居酒屋である。

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博多の鶏皮はその形が特徴的。

関東のように波打つように串に刺すのではなく、串に巻きつけるようにしてタネを打つ

この形状にすることで、外はカリッと、中はジューシーなとりかわが出来上がるのだ。

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とりかわ(塩)

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とりかわ(タレ)

食べてみると、関東で食べていた鶏皮とは全く異なる食感と味わい。

その美味さにハマってしまい、気づけば鶏皮の塩とタレの無限ループから抜け出せなくなっていた。

ちなみに他の串ももちろん美味い。

チェーン店と言えどもその人気っぷりは凄まじく、店内は常に満席状態

予約なしで来店した他の客はことごとく断られていた。

平日なのにお酒が大好きな福岡県民もとい博多市民、僕は大好きだ。

2軒目は屋台『喜柳』へ

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目で楽しみ、味を楽しみ、空気を楽しめる場所、屋台。

この日の2軒目は天神駅近くにある屋台『喜柳(きりゅう)』へ訪れた。
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屋台の中は厨房を囲むようにしてコの字型のテーブルがある。

全部で15人ほど入れるスペースだが、固定席ではないので客のサイズによってまちまち。

屋台の屋根から屋台全体を覆う大きさのビニールが降りているので、冬でも寒さはほとんど気にならないのがありがたかった。

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なんと黒ビールがメニューにあるではないか。

いの一番に注文すると、瓶ビールとステンレスのグラスが渡される。

恵比寿様、まさか福岡でもお会いできるとは。

ちょっと奥行きの狭いテーブルも、屋台の雰囲気と恵比寿様のお力で愛おしく見えてくる。

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「モチモチぎょうざ」

『喜柳』では人気メニューベスト3をカウンター上に掲げている。

2軒目だったので実際どれくらい食べられるか怪しいおじさんたち。とりあえず上から順番に注文することにした。

人気第1位のモチモチぎょうざは、その名の通りぎょうざのタネをお餅で包み表面を焼いた一品。

梅ヶ枝餅に使われるホットサンドメーカーを使い、外はカリッと、中はもっちり焼き上げられている

ずるい。美味いに決まっている。しかも中身はぎょうざなんだぜ。

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「焼きラーメン」

人気第2位の焼きラーメン

ただでさえ体に悪そう美味しそうなラーメンに、目玉焼きとマヨネーズを乗せてしまうという鬼采配。

健康をジェノサイドするために生まれてきたかのような一品は、当然酒が進む。

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「博多ぐるまき」

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人気第3位の博多ぐるまきは、明太子・キャベツ・ねぎをカリカリにしたクレープ生地で包み込み、仕上げにマヨネーズを振りかけた塩分の宝箱

さすが福岡、暴力的なまでに明太子の素晴らしさを昇華させている。

ここまでまずまずなボリュームを見せてきたトップ3だったが、全て食べきったおじさん(デブ)は思った。

「……まだいけるな。」

改めて言うが、このお店は2軒目である。

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「博多み焼き」

最後におじさんが注文したのは博多み焼き

お好み焼きにチーズや麺を加えアレンジをしたメニューなのだが、ここで店員さんから確認が入る。

「お客さん、これ大きさハンパないですけど本当に頼まれます?

どうやら本来は3〜4人でシェアしながら食べるサイズらしい。

しかもこれだけでお腹いっぱいになる客もいるとか。

そこまで言われると逆に見てみたくなるじゃないか。

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結論から言うと、普通に食べきった

しかも友人はすでに満腹気味だったので、4分の3は僕が食べた。

だってお好み焼きにチーズとそばなんて美味いに決まってるじゃん。

ソースがたっぷりなのもデブには嬉しい。

しかし、さすがにお腹いっぱいになってきたTomおじさん。

これ以上食べても美味しくいただけないので以上4品でお会計。

2軒目としては十分すぎるほどに、とても充実した屋台体験だった。